本格的な観光シーズンを前に、飯田市の天竜川で、舟下りの安全点検が行われました。

安全点検には、天竜川を下る舟を運航している市内の2つの会社の関係者と、警察や消防などおよそ30人が参加しました。

「訓練、訓練事故発生、落水者2名います、救助隊をお願いします」

はじめに実施された救助訓練では、舟が岩にぶつかり、乗客が投げ出された事故を想定。

モーターを付けた救助船で引き揚げ、AEDを使って心肺蘇生するまでの流れを確認しました。

続いて、舟に乗り込み運航ルートの視察です。


水しぶきを浴びながら急流を下るのが、舟下りの魅力のひとつですが、水深が7メートルを超える場所も。

参加者は危険な箇所がないか、安全に航行できているかなどを確認しました。

(船頭・鈴木広人さん)「櫂にひびが入っていないか、縄が切れそうじゃないかとか、そういった細かいチェックもしている」

100年以上の歴史があり、飯田市の無形民俗文化財にも指定されている天竜川の舟下りですが、近年は水位の低下が心配されているほか、船頭の人材不足が課題となっています。

(南信州リゾート・白澤裕次代表取締役)「年々船頭も高齢化しますし、若い方たちにたくさん船頭になってもらうような準備を進めていただかないといけない」

南信州リゾートでは2026年、体験型の船頭育成プロジェクトを立ち上げて次世代につなぐ取り組みも行っていくことにしています。