愛知県で10月に開催される技能五輪へ出場する県代表選手の結団式が行われました。

県庁で行われた結団式には、23歳以下の若手が職業の技術を競う「技能五輪」と、障がいのある人の「アビリンピック」に出場する選手が出席しました。


技能五輪県代表・宮尾幸成主将:「大会ではこれまで積み重ねてきた訓練と努力の成果を余すことなく発揮し、長野県のものづくりの力を全国に示せるよう精一杯頑張ってまいります」


アビリンピック県代表・平川太智主将:「皆さまの期待に応えられるよう頑張っていきます」

技能五輪の美容部門に出場する片山礼緒さん・19歳。


長野市のシガ美容室に勤務しています。3月に高校を卒業し、今は働きながら、美容師の資格取得を目指し勉強しています。

技能五輪に向けてこの日、練習していたのは、4つある課題の中で最も難易度が高いとされる「クリエイティブ」。

カット・カラー・セットまでをすべて1人で2時間以内に完了しなければなりません。

指導に当たるのは、店の先輩でおととし銅賞を受賞した倉澤佳菜子さん。

手本を見せながら丁寧に教えていきます。

倉澤さん:「ちゃんと毛流れを見ながらここでブローする」

片山さん:「(倉澤さんは)ひとつひとつの細かい技術も(自分とは)違いがあるし、知識もすごく豊富なので勉強になります」

倉澤さん「美容のことってすごく難しいと思うが、その中でも全国大会に出るだけでも大事な経験になると思うので頑張ってほしい」

片山さんが悔いなく本番を迎えられるよう、美容室のメンバー全員でサポートしています。

技能五輪に向け成長を続ける片山さん。


片山さん:「今年が初めての挑戦になるんですが、自分の練習の成果を精一杯発揮して、いい成績を納められるように頑張りたいと思う」


大会は来月17日から愛知県で開催され、県内からは技能五輪に18職種43人、アビリンピックに11職種14人が出場します。