JR四国は、2022年度の営業係数(=100円稼ぐために必要な経費)が193円だったと発表しました。前年度に比べると改善傾向ですが、依然ほとんどの路線が100円を超える赤字となっています。
JR四国によりますと、2022年度の営業係数は、「瀬戸大橋線・91円」と新型コロナの影響を脱し黒字に転換しました。しかし、それ以外の区間はすべての路線で100円以上の赤字となりました。
香川県内では「高松~多度津・154円」「多度津~琴平・191円」「高松~引田・209円」などとなっています。
JR四国全体でみると、193円と前の年度から40円改善しました。一方で愛媛県と高知県を結ぶ予土線や徳島県の牟岐線では、営業係数が1000円を超えていて、路線を存続するか廃止するかが議論となっています。