岡山県瀬戸内市の長島にある2つのハンセン病療養所の世界遺産登録を目指すための拠点が、岡山市北区に開設されました。

RSK丸の内会館に開設されたのは「ハンセン病療養所世界遺産登録推進室」です。



長島にある国のハンセン病療養所・長島愛生園と邑久光明園の建物や資料を残し、国の誤った隔離政策で差別に苦しんできた入所者の「生きた証(あかし)」を語り継ぐため、世界遺産登録を目指す拠点です。

(長島愛生園入所者自治会 中尾伸治会長)「看板、あるいは説明書だけで終わるような史跡では寂しいような気がします。一日も早く(世界遺産登録が)認められることを祈っています」

世界遺産登録推進協議会では、長島の歴史が世界中の差別や偏見の解消につながるよう、世界遺産登録を推進していく考えです。