台風7号による影響で岡山県北部では線状降水帯が発生し、津山市や鏡野町などで土砂災害警戒情報が発表されています。県や気象台では厳重に警戒するととも安全の確保を呼びかけています。

(瀬戸大輝記者リポート)「線状降水帯による局地的な大雨の影響で、吉井川はかなり増水しており、激しい音を立てながら川が勢いよく流れています」

岡山地方気象台では午前7時50分、岡山県北部に「線状降水帯発生情報」を発表しています。

非常に激しい雨が同じ場所で降り続いていることから、気象台は津山市・真庭市・鏡野町に土砂災害警戒情報を発表、安全を確保するよう呼びかけています。

津山市と鏡野町には避難指示が出ています。

(古川豪太記者リポート)「午前10時満潮を迎えた高松港です。台風の強風にあおられた波が、岸壁に打ち付け、激しく白波が立っています」

高松港を発着するフェリーや高速艇が終日欠航するなど、台風の影響により交通機関にも影響が出ています。

(杉澤眞優記者リポート)「午前10時前のJR岡山駅です。こちらの改札口にはまだこの時間動いているマリンライナーや山陽本線を使おうと、多くの利用客の姿がみられます」

JRによりますと瀬戸大橋線では午後0時40分高松発岡山行のマリンライナー32号から運転を取りやめることを決めています。

山陽新幹線は岡山~新大阪間で始発から終日運転を取りやめる計画運休を実施しています。

(和歌山に帰る人)「きょうの移動は避けた方がよかったかもしれない」

(大阪に帰る人)「とりあえず仕事は休みの連絡を入れようかと思います」

台風はこのあと、さらに北へと進路を進め、今夜は兵庫県付近を通過する見込みです。気象台では今夜にかけて雨や風などに警戒するよう呼びかけています。