JR西日本は、東海道・山陽新幹線車両として「N700S」2編成を追加投入するとともに、現在運航している「N700A」についてもN700Sに採用している機能の一部を40編成に反映する改造を行うと発表しました。

「N700S」はATCとブレーキシステムの改良により、地震時のブレーキ処距離を「N700A」タイプから5%短縮することが出来るほか、バッテリ自走システムを搭載し、長時間の停電時も避難が容易な場所まで自力走行が可能になるということです。

さらに全席にモバイル用コンセントを設置、また車いすスペースを6席設置します。新たな「N700S」は、今年8月ごろに1編成、来年2月ごろに1編成の計2編成が投入される予定です。

また「N700A」からの改造についても、N700Sと同様にブレーキ距離を5%短縮します。こちらは2024年度~2026年度にかけて、40編成を対象に行う予定です。