仕事を掛け持ちしながら“移動動物園”も開設「動物を愛する心」を…

先月からは要望のあった場所に動物を連れて出張する“移動動物園”もスタートさせました。訪れる人も増え、新たな試みにも挑戦し、順風満帆かと思いきや…

(畝岡晃侍さん)
「ここは僕がしてるアスパラ畑です」
ーずいぶん家庭菜園にしては本格的ですけれども?
「そうですね動物の世話もしつつアスパラ育ててちょっと生活の足しに…」

食費や光熱費など動物たちの飼育費用がかさみ、施設の売り上げだけでは生活がままならなくなったというのです。
(畝岡晃侍さん)「今やってるのは工務店と、かやぶき屋根を修復するアルバイト。あと新聞配達は毎日」
晃侍さんが様々な仕事を掛け持ちしながら家計を支えているのだといいます。
ー本心は動物一本でいきたい?
(畝岡晃侍さん)
「早くやりたいですね、動物一本で。今いろんなところへちょくちょく(仕事に)行っているんですけれど、早くリタイアしたいです」
この施設を「生き物に興味を持つきっかけにしてもらいたい」と語る晃侍さん。厳しい現実と向き合いながらさらなる目標に向けて踏み出そうとしていました。
(プレミー 畝岡晃侍さん)
「できるだけ規模を広げたいんですよね。場所は広いけど動物は少なくて。でもその分動物が自由に動けて。お客さんがそれを見て動物たちの中に入っていくという環境をもうちょっと作りたくて。本当の自由な動物を見る施設が増えたらなというのがあって。多分妻は反対していると思うんですけど、2号店とか出せたらな」

生き物とのふれあいに目を輝かせる子どもたち。岡山県北の小さな動物園できょうも「動物を愛する心」を育てる2人です。