四国電力は4月からの料金値上げを申請していますが、国から燃料費の再計算を求められており、値上げの実施時期が5月以降にずれ込むことを明らかにしました。

四国電力は2022年11月、料金に上限のある規制料金を平均28%値上げすると国に申請していました。しかし先週、国から燃料費などを計算し直すよう求められ、再計算を進めていました。今回の計算では、11月から1月の燃料費などがベースになりますが、LNG(液化天然ガス)で、当初の計算に比べ、約10%の値下がりがみられたということです。

きょう(29日)の会見で四国電力は、再計算した数値をなるべく早く国に提出し、早ければ5月にも値上げを行いたい考えを示しました。

(四国電力 長井啓介 社長)「スケジュールありきではなく、丁寧な説明を尽くし、厳格な審査に真摯にお答えする」

四国電力では値上げ幅について、11月の申請と大幅に変わらないのではと説明しています。