昨年(2022年)12月、システム障害で一時、岡山エリアの全ての在来線が運転を見合わせたトラブルについて、JR西日本は、原因は「配線図面の確認を怠ったことだ」という調査結果を発表しました。

このトラブルは昨年12月19日、JR西日本中国統括本部岡山指令所の運行管理システムが停電でダウンし、一時、岡山エリアの全ての在来線が運転を見合わせたものです。

JR西日本によりますと、システムの更新作業をしていた社員2人が、配線を扱う際に義務付けられていた配線図面の確認や作業計画書の作成をせず、配線をつなぎ間違えてショートさせたことが原因だったということです。

聞き取りに対して2人は「簡単な配線作業で、システムに影響がないと思った」と話していたということです。JR西日本は「不注意で利用者に多大な迷惑をおかけしました。今後、社内ルールの徹底と、起こりうる事象を十分把握して作業を行い、再発防止に努めます」とコメントしています。