光に集まる性質
(東洋産業 大野竜徳さん)
「ただし、私たちにとっては、これが少々困りもの。カゲロウは光に集まる性質があるため、夜になると街灯や店舗の照明などに大量に集まることがあります。
今回の動画でも、コンビニ周辺で大量に飛び回っていたのは、こうした光への習性が関係している可能性があります。そして大量発生すると、死んだカゲロウが道路や歩道に大量に積もることがあります。
過去には、橋の上などで大量のカゲロウが舞い降りて路面を覆い、自動車の走行に影響するほどになった例もあります。
また、店舗では入口や照明に大量に集まることで、清掃の負担が増えたり、店内への侵入が問題になったりすることもあります。
とはいえ、ここで大事なのは、カゲロウそのものが単純に害虫というわけではないということです。
幼虫は水中で生活し、長い時間をかけて成長します。その間、川の生態系の一員として、川の中の有機物を取り込んで分解し、自身も魚などさまざまな生き物の餌になります。
成虫になってからも、鳥やコウモリなどの餌になります。この死骸はしばらく残り、夜の間に食べられなかった昼間に動く生き物たちのエサにもなり、しばらくはこういう生き物のおなかを満たしてくれ、生活への活力にもなるのでしょう。
事実、大量発生の翌日には地面にカラスが舞い降り、一心不乱に地面をつついていたそうです」










