亜成虫とは?
(東洋産業 大野竜徳さん)
「普通、昆虫は幼虫から、蛹になる種類なら蛹の段階を経て、羽化すると成虫になります。ところがカゲロウは違います。
水中で暮らしていた幼虫は、成長すると水面へ向かいます。そして種類によって、水面に浮上したり、川岸の石や植物などに移動したりして羽化します。
ところが、ここで出てくるのは、いきなり完成した成虫ではありません。一度羽化した個体は、亜成虫という段階になります。亜成虫は、見た目こそ成虫にかなり近く、ちゃんと翅があります。
もちろん、飛ぶこともできます。つまり、羽が生えた! 飛べる! さぁ、姿も成虫。出会いを求めて飛び立つぞ!でもちょっと待って、まだもう一回変身を残しています、という状態。
なんとも中途半端な姿で飛び立った…いや、専門的には非常に興味深い段階なのです。亜成虫は飛んで水辺から離れ、植物や石、建物などに止まります」










