ブタクサハムシは害虫?それとも益虫?
──ブタクサハムシは害虫でしょうか?それとも益虫でしょうか?
(東洋産業 大野竜徳さん)
「ブタクサといえば、花粉症の原因植物として知られています。ということは、ブタクサを食べるブタクサハムシが増える、ブタクサが減る、花粉も減る、私たちはハッピー。
…となれば、花粉症に悩む人にとっては、なんともありがたい虫に見えてきます。
実際、ブタクサハムシはブタクサを激しく食害することがあり、海外では、食害によってブタクサの花粉生産量が大幅に減少したという研究結果もあります。
実際に激しく食害された植物を観察すると、大きく育っていなかったり、枯れてしまっていたり、花の数が明らかに少なかったりすることがあります。
花粉症の原因植物を食べてくれる虫、と考えるとなんだか急に応援したくなってきます。
ところが、なかなか簡単な話でもありません。ブタクサハムシはヒマワリなどの園芸植物を食害することもあります。
そもそも、ブタクサハムシ自身が外来種です。花粉症の原因になる植物を食べるから益虫!…と決めつけることもできません。
ブタクサを食べれば、ありがたい。ヒマワリを食べれば、困る。
花粉症もなく、被害もなければ、まあ、どっちでもいい。同じ虫なのに、人間からの評価がコロコロ変わります。
結局のところ、益虫か害虫か、というのは、虫そのものの性格というより、人間にとって都合がいいか、困るかを表している言葉なのかもしれません」










