いつのまにか各地で見られるようになった外来種

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(東洋産業 大野竜徳さん)
「たった数ミリの小さな甲虫のブタクサハムシ。あまり知られてはいないけれど、いつの間にか各地で見られるようになった外来種。

外来種だから悪者ですか?害虫ですか?益虫ですか?と聞かれれば、少し困ってしまいます。

人間にとって都合がいいときは益虫。都合が悪ければ害虫。どちらでもなければ、そもそも気にも留められない。

でも、虫からすれば、そんなことはどこ吹く風。自分が食べられる葉っぱを見つけ、食べて、成長して、次の世代を残しているだけです。

河川敷でオオブタクサを見つけたら、ぜひ葉っぱを少しだけよく見てみてください。網目状に食い荒らされた葉。

その近くには、もしかすると小さな卵が並んでいるかもしれません。葉を食べる幼虫がいるかもしれません。そして、葉の裏側を探せば、蛹が見つかるかもしれません。

そこには、卵から幼虫、蛹、成虫へと続く、小さな生き物の世界があります。この小さなハムシは、かつては日本にいなかった虫です。

それが今では、河川敷などで普通に姿を見せるようになりました。初めて発見されて30年が経過したとはいえ、まだまだ自然の時間の流れの中では新参者の外来昆虫です」