コンビニ大手の「ファミリーマート」は、中国地方で初となる「店員のいない無人のコンビニエンスストア」を出店します。デジタル技術の活用で人手不足を解消し客の利便性向上を狙います。



(坂井亮太キャスター)「店員のいない無人のコンビニ、ただ店内に入ってパンであったり飲み物を持って、このままレジに持っていくと」

「登録されている商品をご確認ください」

「自動で画面に購入する商品が表示されるんです」

無人決済システムを導入したコンビニエンスストアは岡山市北区のベネッセコーポレーションの施設内に完成しました。

天井にある20台のカメラや商品棚に設置されたセンサーからの情報で、400種類の商品から購入したものを判別。手に取った個数も分かるといいます。

(ファミリーマート開発推進室 太田裕資 副室長)「通常の出店は難しいかもしれませんが、人件費・コストを下げて出店ができる」

支払いは現金やクレジットカード、電子マネーなどで行ないます。

無人決済システムを導入すれば、小さな店舗面積でも出店できるため、今後は全国にも店舗を増やし客の利便性向上に繋げたい考えです。

(ファミリーマート開発推進室 太田裕資 副室長)「従来、出店が出来なかったマーケットをしっかり獲得できるということを考えている。中長期的にも拡大していこうという目標はございますので、力を入れていきたいと思っております」

全国的に人手不足が続く中、デジタル技術を活用し、より便利に店を利用してもらいたい。中国地方初の無人決済システムを導入したファミリーマートはあす(25日)の午前8時にオープンする予定です。