香川県善通寺市の高校生が、卒業制作で「アニメーション動画」を作りました。題材は、善通寺生まれの「弘法大師・空海」です。



善通寺第一高校デザイン科の3年生が作った「碧(あお)さながら」です。卒業制作の作品で、完成まで約10か月かけたアニメーションです。

今年は空海が誕生して1250年を迎えることから、空海の幼少期「真魚(まお)」を題材としました。

真魚の時代の資料は少なく、生徒たちは当時を想像しながら脚本づくりを進めました。

(脚本を担当した和田悠里さん)「なるべく状況を細かく、色とか匂いとか物の形とかを具体的に書くように工夫しました」


原画は約3000枚の水彩画です。人物と背景を別々に描き、合成することで、奥行きのある映像としました。


(総監督を務めた岡井莞志さん)「手前に魚がいて、遠くの方にイワシが泳いでいるという構図のシーン、イワシ1匹1匹を作画するのに時間がかかって」

アニメ「碧さながら」は近く完成し、善通寺一高のホームページなどで公開される予定です。