アシダカグモは大食漢
(東洋産業 大野竜徳さん)
「ハエやガ、コオロギ、ヤスデ、ほかのクモときには仲間のクモ、時にはカエルや小さなネズミ、目の前を通りかかったエサにできそうなものであれば食いつきます。
そんな大きなクモのおなかを満たせる生き物、大きなゴキブリがよく襲われ、一晩で複数ものゴキブリが餌にされてしまうことはよくあります。
そんな大きな獲物を襲うアシダカグモ、時々白い塊を抱えて逃げていくものもいます。
その白い塊は獲物ではなく卵、それを抱えて歩くお母さんの姿です。アシダカグモのお母さんは非常に子煩悩です。
卵塊というたくさんの卵を糸で作った風呂敷のようなものに包み、大きな牙(鋏角)の間に抱えながら生活します。
その間、お母さんは飲まず食わず約1か月。孵化が近づくまで卵塊を守り続け、孵化直前に安全そうなところに貼り付け、子グモが出てくるまで外敵から保護します。
孵化直後、約200~400匹の子グモはしばらく母親の近くで過ごします。クモの仲間でも、ここまで熱心に子育てをする種類は多くありません。
(上には上がいて、子グモが生まれたとき、母グモが自らの体をはじめてのエサにする種類もいますが、アシダカグモはそういうことはなさそうです)」










