八角形にこだわった江川式建築 そのわけは

今回の最新作で稲葉さんが注目しているのが『江川式建築』です。この八角形の建物には明治から昭和にかけて岡山県の公共施設などの建築を手掛けた江川三郎八の個性が色濃く表れています。

真庭市の旧遷喬尋常小学校など、教育施設の設計にも多く携わった江川。八角園舎にも、デザイン性だけでなく、幼児教育への思いがうかがえると稲葉さんは話します。

(稲葉なおとさん)
「八角形というと角が8個あるということじゃないですか。もう一つは壁が8枚あるんですよ。よく見ていただくと、外に出ていく壁、屋内に入っていく壁が交互にあるんですよ。自由に外にも遊びにいけますよと」

「で、内側に出ていく壁の先にあるのが当時の保育室だったんです。ここで子どもたちは学んだり昼寝をしたり、先生に教わりながら楽しく過ごしていた。でもそういう時間から解放されたときはこっち(八角園舎で)遊ぶという感じで、自由に出入りができた」

八角形の遊戯室を中心に、保育室や園庭が放射状に造られ、一体的に教育ができるという機能美も備えた園舎。

上から見ることで、江川のさらなるこだわりが感じられるといいます。
(岡田美奈子キャスター)
「上から眺めてもおしゃれなデザインがよくわかりますね」
(稲葉なおとさん)
「で、ちょっと余裕があるじゃないですか、園庭に。八角形だから」

(岡田美奈子キャスター)
「外の空間も広く使えている?」
(稲葉なおとさん)
「そう。子どもたちのために、外に出てもまたそこには園庭の楽しい空間が待っているという造り」










