竹内さんが講演を続ける「もう1つの理由」とは

講演で、全国を飛び回る竹内昌彦さん。岡山県立岡山盲学校の先生です。竹内さん自身、目はまったく見えません。8歳の時に失明しました。

講演の目的は2つ。1つは障害者への理解を深めてもらうこと。もう1つは、講演の謝礼と会場で販売する自分の本【画像④】の売り上げを、寄付と合わせてある国に送ることです。

【画像④】

(竹内 昌彦さん)
「キルギスという国、地球儀でいっぺん探してみて。アジアの真ん中にある」

「お金をちょっと送ってやったら、手術が出来て治療が出来て目が見えるようになるんよ。あの子たちの目を見えるようにしてやりたい、一人でも大勢」

【画像⑤】

竹内さんが支援する「キルギス」とは

中央アジアの国・キルギス。かつてはソビエト連邦の一部でした。天山山脈のふもと、シルクロードの要衝として栄えた山岳国家です【キルギスはどこに?画像⑥に「地図」と「世界遺産・ブラナの塔」】。

【画像⑥】

人口は590万人。首都・ビシュケクはソビエト連邦時代に開発されました。多民族国家で、キルギス人、ウズベク人、ロシア人など40の民族が暮らします。

ソ連崩壊後は、日本が多額の援助をしてきたことから、親日国としても知られています。

【画像⑦】

一方で農業・牧畜以外に主立った産業はなく、国民の生活は決して豊かとはいえません【画像⑧】。

【画像⑧】