夏の全国高校野球岡山大会はきのう(27日)決勝が行われ、岡山学芸館が2年連続で甲子園への切符を掴みました。歓喜から一夜明け、選手たちは聖地での戦いに向けて気持ちを引き締めていました。
昨年の王者・学芸館と、おととしの王者・おかやま山陽の頂上決戦。5回、1点を追いかけるおかやま山陽は1アウト3塁1塁のチャンスを作ると、3番長迫、4番蘇河、5番井川のクリーンナップが3連続タイムリーを放ち、逆転に成功します。
追いつきたい学芸館は1点を返して迎えた6回。1アウト2塁3塁と一打逆転のチャンスで6番佐藤。右中間を破るタイムリースリーベースで再びリードを奪います。
(岡山学芸館 佐藤滉起選手)
「みんなが繋いでくれたチャンスだったので決められてよかった」
その後1点ずつ追加して迎えた9回。学芸館が1点差を守り切り、2年連続4回目の夏の甲子園出場を決めました。
(岡山学芸館 青中陽希投手)
「チームを勝たせるために野手が奮闘してくれたので、それにほんと感謝しかなくて涙も出ましたし「ありがとう」という言葉も自然と出ました」
(岡山学芸館 又吉涼太郎選手)
「チームが1つになってここまで来られたというのがほんとに達成感があって最高です」
(青中投手の母・由美さん)
「甲子園に連れて行くって約束してくれていたんですけど、有言実行してくれる男になったなと感謝です。うれしいです」
熱戦から一夜明け、学芸館ナインは岡山県の伊原木知事を表敬訪問しました。昨年夏の甲子園ではベスト16で敗退した学芸館。今年はさらなる高みを見据えています。
(岡山学芸館 國近泰獅主将)
「甲子園ベスト8以上というのをずっと目標にしてやってきたので、昨年あと一歩のところで神村学園(鹿児島)に負けて悔しい思いをしたので、今年は自分たちが後輩にいい景色を見せられるように1つずつ学芸館らしく粘り強く戦っていきたい」