瀬戸内市立美術館の開館15周年を記念し、晩年を瀬戸内市の牛窓で過ごした日本の風景画の第一人者 佐竹徳(さたけとく)の特別展が開かれています。

佐竹が愛した日本のエーゲ海=牛窓の海とオリーブの木々が色彩豊かに描かれています。100歳で亡くなるまでの約35年間をその景色にほれ込んだ牛窓で過ごした日本の風景画の第一人者 佐竹徳です。特別展では、佐竹の10代のころの作品から、亡くなったときに手掛けていた、いわゆる絶筆の作品まで約50点が展示されています。

(瀬戸内市立美術館 関洋平学芸員)
「佐竹先生が向き合った視線、姿勢、そういうところをしっかりと絵の中から感じていただけたらと思います」

また無料展示室には、佐竹が実際に使っていた絵の具や、作品と実際の風景を見比べられる展示などもあります。特別展は瀬戸内市立美術館で来月29日まで開かれています。