児童数の減少で9つあった小学校が3つに統合された岡山県吉備中央町です。新設された学校の開校式が行われました。きょう(11日)吉備中央町に新たに設置された3つの小学校で開校式が行われ、円城・津賀・御北の3校が統合された加賀東小学校では87人の児童が出席しました。

2004年の合併時に658人だった吉備中央町の児童は、今年度は370人と減少の一途をたどっています。町では2019年に検討委員会を設け、統合の準備を進めてきました。
(山本雅則吉備中央町長)
「教育環境を整備しようということで統廃合を進めました。小人数ではできないことができるようになると思います」
統合により円城地区以外の児童はバス通学となりました。児童らは、仲間が増えたことを喜んでいました。

(元円城小の児童)
「いろんな人と仲良くなれて、いろんな人と話ができてすごくうれしい」
(元津賀小の児童)
「津賀小学校がなくなったのは悲しいけど、切り替えてみんなで遊んだりするのが楽しい」
加賀東小学校では、それぞれの地域から集まった児童たちが、心豊かにたくましく育ってほしいと話しています。