11月に開かれる、女子駅伝日本一決定戦「クイーンズ駅伝」の出場権をかけた予選会、「プリンセス駅伝」が23日に福岡県で行われます。
岡山の天満屋は、エースでオリンピアンの前田穂南が復帰し、31年連続での出場を狙います。


岡山市内で「プリンセス駅伝」に向け調整を重ねる、天満屋女子陸上競技部です。

これまで30年連続で「クイーンズ駅伝」に出場し、2010年には優勝も果たした名門・天満屋。しかしここ2年は連続で入賞を逃し、シード権を獲得できていません。
この大会では、予選突破ラインである「上位16位」に入ることを目標に、調整を進めています。


中心選手の松下菜摘がケガで離脱するなど苦しいチーム状況の中、明るい材料はエース、前田穂南の復帰です。


(天満屋女子陸上競技部 武冨豊監督)
「連続出場、というのを途絶えさせないように。苦しい状況の中ですが、前田は1週間前に練習を始めたばかり。本来は使いたくはないが、チーム事情から使わざるを得ないかな」

今年8月の北海道マラソン直前に新型コロナに感染し、その後、脚を故障していた前田選手。まだ完全復活とはいかないものの、落ち着いた走りで2年ぶりの駅伝に挑みたいと話します。

(天満屋女子陸上競技部 前田穂南選手)
「自分の調子としては、そこまで練習は積めていないが、チームに貢献して、自分のリズムで(背中を)押して走っていけたらと思います」

また、今年入社し着実に力をつけてきた、ルーキーの立迫選手もレースで起用される予定です。

(天満屋女子陸上競技部 立迫志穂選手)
「一年目なので、チャレンジする気持ちで。怖がらずに最初から自分の力を試すつもりで走りたいと思います」

ベテランの小原選手も、10月に好記録をマークするなど、調子を上げてきています。

チーム一丸となって予選突破へ。大東キャプテンも天満屋らしい粘り強い走りを見せたいと意気込みます。

(天満屋女子陸上競技部 大東優奈主将)
「まずはプリンセス駅伝で、クイーンズ駅伝に繋げられるような走りをして、しっかりひとりひとりが目標に向かって。力強い走りができたらなと思います」

福岡で結果を残し女王決定戦の舞台、宮城へ。西の名門の6人が襷をつなぎます。
(スタジオ)
RSKテレビでは、23日午前11時50分から生中継で、レースの模様をお伝えします。