岡山市に本社を置く、菓子製造・販売の源吉兆庵グループが、来年の春から夏にかけて発売予定の新商品を発表しました。いわゆる「おうち需要」の高まりを受けて開発された商品もお目見えしました。


岡山県産の清水白桃を使ったゼリーなどが、宝石のようにちりばめられます。


年に2回、源吉兆庵グループが開いている新商品提案会です。百貨店の関係者らが参加し、6つのブランドから新作16種類が提案されました。


季節の果実を取り入れた代表菓子「陸乃宝珠(りくのほうじゅ)」から提案されたのは「神紅(しんく)」。島根県でしか栽培されていない、糖度20度以上の甘さを誇る希少品種のぶどうを使っています。


(坂井亮太キャスター)
「噛んだ瞬間に、ブドウのジューシーな果汁が口いっぱいに広がります。種もないのでとても食べやすくて美味しいです」


今年は、米粉を使った「へら」まで食べられる和菓子や、健康に気を使った豆乳ヨーグルトなど、従来には無かった商品も展開。


コロナ禍で一時は贈答用菓子の売上が3割ほどに落ち込む中、「日常的に食べられる菓子」をテーマに商品開発に取り組んだといいます。


(源吉兆庵ホールディングス 河藤誠紀副社長執行役員)
「『健康寿命をいかに伸ばそうか』ということが、非常に気になされることかなと思っております。従来型の菓子とともに、『健康を意識したもの』『SDGsを意識したもの』で、皆さまが十分に納得して、美味しいと感じられるものを開発・研究していきたい」


今回提案された商品は、来年の春以降販売されるということです。