全日本学生柔道の個人で、IPU環太平洋大学の選手が上位入賞を果たしました。今週末に控えるのは団体戦。2連覇を目指し稽古に励んでいます。
「最後みんなで優勝するために。残りの練習も頑張っていきましょう」
「絶対勝つぞ」
心を一つにする、環太平洋大学女子柔道部です。『自分に嘘はつかない練習』を掲げ35人の部員が稽古に励んでいます。連覇を目指すチームの仕上がりは上々だと、矢野監督は話します。
(環太平洋大学女子柔道部 矢野智彦監督)
「チーム状態としては、全日本学生柔道・体重別団体優勝大会に照準を合わせてきていますので。仕上がってきている」
(記者)
「Q期待している選手は?」
(環太平洋大学女子柔道部 矢野智彦監督)
「主将の古賀ひより。それから(今年4月の)全日本選抜で優勝した白石響。こういった選手を中心に戦っていく」
今月はじめの全日本学生柔道個人では、渋谷舞が52キロ級で2位。70キロ級では、鈴木と川嶋がそれぞれ3位と上位入賞。そして、チームをけん引する主将の古賀ひよりは、57キロ級で優勝。練習中に身に着ける柔道着には、大切な家族の名前を刻み自らを高めています。
(環太平洋大学女子柔道部 古賀ひより主将)
「父の名前の稔彦の『とし』を入れています。上手くいかない時。ふと見たときに『頑張りたい』パワーをもらうじゃないけど…そんなイメージです」
古賀選手の父は、バルセロナ五輪柔道の金メダリスト古賀稔彦さん。環太平洋大学で女子柔道部の総監督も務めていました。
(環太平洋大学女子柔道部 古賀ひより主将)
「(父から)試合前というのは『上手くいかなくて当たり前』と結構言われていて。それは試合の中でもそうですし。試合前というのは、意識してやるようにしています」
「やはり厳しい戦いになってくると思うので、(一試合を)ひとりひとりが『必ず自分が獲る』という意識で優勝狙いたいと思います」
2連覇を目指す女子柔道部は10月15日、東京の日本大学と北海道の星槎道都大学の勝者と対戦します。