男たちが福を授かろうと宝木(しんぎ)を奪い合う「西大寺会陽」=裸祭りが昨夜(15日)岡山市東区の西大寺観音院で行われました。

「わっしょい!わっしょい!」

境内に威勢のいい掛け声が響きます。日本の三大奇祭の一つとされる西大寺会陽です。

午後10時。一対の宝木が投げ込まれると、福を授かろうと約1万人の裸衆が激しくぶつかり合います。争奪戦の末、三木グループと林グループが宝木を勝ち取り、今年の福男となりました。

(三木グループ 仲村大志さん)
「手に触れた瞬間から嬉しくて、どうしても手の内におさめたい思い一心でがんばりました」

(林グループ 中野将史さん)
「宝木を授かりたいとずっと思っていた。夢が叶ってよかったです。これからも精進していきたい」

会場となった西大寺観音院ではきょう(16日)から2週間、飲食などの出店が並ぶ“会陽あと祭り”が開かれ、本格的な春を待ちます。