漢詩などに節をつけて歌い、刀や扇を持って舞う「剣詩舞」。その流派の一つである「菊水流」が60周年を迎えるのを記念した発表会が、10月9日に倉敷市で開かれます。本番に向けた練習も大詰めを迎えています。

平家物語をイメージした衣装に身を包み、舞い踊ります。明治時代から伝わる「剣詩舞」を広く伝えようと、藤上南山さんが立ち上げた「菊水流」は今年60周年を迎えました。

家元である藤上さんは、岡山の歴史や名所にちなんだオリジナル曲を作詞作曲し、発表会で披露するなど、「剣詩舞」の普及に向け努力を重ねてきました。

(菊水流剣詩舞道家元 藤上南山さん)
「(今回の発表会では)岡山県内の作品をふんだんに入れました。年々技量は上がっているんです。」

現在菊水流は岡山県の内外に100を超える教室があり、60周年を記念した発表会には全国から約300人が出演します。

(菊水流剣詩舞道家元 藤上南山さん)
「地元の人にまず見てもらって、それが全国に広まっていってほしい」

新曲の披露もあるという菊水流剣詩舞道60周年記念の発表会は、10月9日に倉敷市民会館で開かれます。