美作市で、国の重要文化財に指定されている建物が修復を終え、一般公開されています。「地域の観光資源に」と期待が高まっています。


美作市にある林家(はやしけ)住宅です。かつて地域一帯を開拓した豪農の家で、江戸時代後期に建てられたと言われています。


「母屋」の他にも、「長屋門」と2つの「蔵」が残されていて、当時の大庄屋の建築様式を今に伝えていることから、国の重要文化財に指定されています。


柱や屋根などの老朽化により保存修理工事が行われていましたが、8月に終了し、10月1日から7日まで一般に公開されています。


(訪れた人は)
「驚きです。きれいになった。楽しい、嬉しい、また来られる。何回でも」


「それは嬉しいですよ。こんなにきれいにしてもらったら」


(創造遺産機構 山本早希さん)
「奥に続く和室が連なっているんですけれども、そこがやっぱり『昔の豪農の暮らし』の大きさを現しておりますので、そちらのほうも見どころにになっています」


今後、毎月第1週に一般公開が行われる予定で、地域の活動拠点や宿泊施設としての活用も検討されているということです。