「カーボンニュートラル」や「持続可能な社会」に繋がる地元企業の取り組みです。岡山市の両備HDが「トライク」と呼ばれる小型の3輪車両を開発し、きょう(9月30日)販売が始まりました。街乗りや観光地などでの需要を狙います。


(坂井亮太キャスター)
「風を切る感覚、気持ちいですね。きょう(30日)から販売が始まったこちらのミニEV車両。3輪なので、見た目以上に安定感があるんです」


きょう(30日)お披露目された「EVREVERSE TRIKE」です。岡山市に本社を置く両備ホールディングスのグループ会社が開発しました。


全長約2メートル、幅1メートルほどの車体で、電気で走ることからカーボンニュートラルに貢献します。最高速度は60キロ、家庭用コンセントで充電可能で、最長120キロを走ることができます。


(両備テクノモビリティカンパニー 木内直人カンパニー長)
「簡単に走りますし、最初、恐怖心とかあるかも知れないですけど。乗ったら誰もが乗れる、女の人でも乗りやすい安心感がある」


普通自動車免許を持っていれば、公道で運転ができるEVトライク。価格は176万円で、今年度200台を目標に、全国の街や観光地などでの普及を目指しているということです。


(両備テクノモビリティカンパニー 木内直人カンパニー長)
「われわれは日本のというより、岡山のメーカーを目指しています。


『made in 岡山』を立ち上げるためにも、国内で設計して国内で作る。


岡山の地から世界へ発信できるメーカーを目指していこうと思っています」


岡山発のEVトライクで持続可能な社会を。完全受注生産でインターネットで購入できるということです。


この「EVトライク」のデザインを考えたのは入社3年目の若手社員。社内で安全性や機能などの意見を出し合って開発をしたそうです。会社では、今後も継続的にこのシリーズを販売していく考えです。