西日本豪雨の被災者向けに整備された建設型仮設団地のうち、岡山県内で唯一残っていた二万仮設団地が10月から撤去されることになりました。これにより、8か所あった県内の建設型仮設団地は全て撤去されます。


倉敷市真備町にある「二万(にま)仮設団地」は2018年9月に設置され、ピーク時には22世帯57人が暮らしていました。


しかし、最後まで入居していた2世帯5人全員が昨日(28日)までに退去したことで、撤去が決まったものです。


一方で、民間の住宅を借り上げるいわゆる「みなし仮設住宅」には、災害復旧工事により住宅の再建ができない7世帯17人が今も暮らしていて、岡山県は今後も支援を継続する方針です。


(伊原木隆太 岡山県知事)
「みなし仮設に残っている方々が生活再建を果たすまで、県として引き続き取り組んでいきたい」


最も多かった時期には、あわせて301世帯・719人が入居していた岡山県内8か所の仮設団地は、これで全て撤去されます。二万仮設団地の撤去作業は、来月中旬にも始まるということです。