将棋の九段でプロ棋士だった備前市出身の有吉道夫さんがきのう(27日)、誤嚥性肺炎のため入院先で死亡しました。87歳でした。


有吉道夫さんは1935年生まれ。倉敷出身の故・大山康晴十五世名人に入門。1955年にプロ入りし、79年に九段となり、棋聖のタイトルを1期獲得しています。


通算成績は1088勝、1002敗です。12年前の2010年、当時の現役最年長棋士として74歳で引退しました。


(引退セレモニーであいさつする有吉道夫さん) 
「平凡な人間が一生懸命努力することによってこれだけ長い間将棋を指せたということは


若い棋士たちにとってひとつの贈り物ではないかと」


有吉さんは、きのう(27日)入院先で誤嚥性肺炎のため87歳で亡くなりました。葬儀はあさって(30日)、兵庫県西宮市で行われる予定です。