岡山大学の新しい工学部のシンボルとなる木造校舎が、12月に完成する予定です。「環境に優しい木材」を使った最新技術による、国内最大級の大空間が実現します。


岡山大学の津島キャンパスで工事が進められている「共育共創コモンズ」です。きょう(27日)は幅22メートルの巨大な梁が取り付けられました。


強度や断熱性などが高く、脱炭素社会を目指せる木材「CLT」で作られた、国内最大級の梁だといいます。使用される「CLT」はすべて岡山県内で作られたものだということです。


(清水建設木質建築推進部 長澤怜設計長)
「ここで学んだ学生たちに『CLT』という素材の良さを感じてもらえればと思っています。」


岡山大学ではこの校舎を地元企業との共同プロジェクトの場としても活用するなど、地域産業の活性化にも役立てたいとしています。