一足はやく冬支度です。岡山市北区の後楽園でこの時期の恒例行事、「松の菰巻き」が行われました。

約240本の松の幹にわらで編んだ「菰」を巻きつけていきます。後楽園の「松の菰巻き」は約50年前から続く伝統の害虫駆除方法です。冬を越すために枝先から地中へと降りてくる害虫を菰の中に誘い込むもので、来年2月には虫を菰ごと焼き払う「菰焼き」が行われます。
「冬がだんだん近づいてきているんだなと感じる」
(台湾からの観光客)
「松の木が虫の影響を受けることを知りませんでした。新たな経験ができました」
訪れた人は名園の衣替えを写真に収めるなどして楽しんでいました。