悲願のJ1昇格を目指すサッカーJ2のファジアーノ岡山は明日(10日)、山形と対戦します。


10日にホームでモンテディオ山形を迎え撃つファジアーノ。3連勝中と波にのるチームは現在2リーグ3位。J1の自動昇格圏内の2位までは勝ち点差で「5」。悲願の昇格も射程圏内です。今シーズンも残り8試合。今月(9月)3試合あるホーム戦で弾みをつけたい中、チームを率いる木山隆之監督や選手に話を聞きました。

Jリーグに参入して14年目。これまでたどり着くことが出来なかったJ1のステージに手が届く位置までやってきました。


(ファジアーノ岡山 木山隆之監督)
「最近の試合はほとんどの試合は勝てていますし、その中で自分たちの内容にも手ごたえも得ていますし、少しずつ色々なことがチームとして積みあがってきて、いま結果が出るようになってきたのかなと」


8月を4勝1敗で終えたファジアーノ。勝負の9月も初戦の町田戦を制し勢いに乗ります。J1に自動昇格できる2位との勝ち点差は残り8試合で「5」。上位2チームとの直接対決は残されていないなか、1試合も落とすことのできない正念場が続きます。


(木山隆之監督)
「相手のことはもう我々には関係ないですし、自分たちが勝ち続けていればチャンスはあると思うので、目の前の試合に集中して勝つことを続けていくのが一番大事だと思います」

悲願の昇格に向けてカギを握る選手の一人がゴールキーパーの堀田大暉選手。今シーズン途中からファジアーノに加入した守護神は、ここ3試合で失点を0に抑え3連勝に貢献しました。


(ゴールキーパー 堀田大暉選手)
「90分間通してチームに安定感をもたらすようなプレーをシーズン通してやれているかなと思っていて、もっと自分の強みをもっと発揮していって、チームの強さにプラス1できるようなパフォーマンスをもっとしていきたい」


J1昇格プレーオフに初めて出場した2016年以来となる千載一遇のチャンス。サポーターの期待も最大限に高まります。


(サポーター)
「いま勢いがすごくあるので、このまま上を狙えると思います。もちろん自動昇格の方が嬉しいしチームにとっても絶対良いと思います」


(サポーター)
「ホーム戦残り全部行きますし、アウェイも全部応援行くつもりなので。先日も山形に行ってきたので絶対がんばります」

前節のホーム町田戦では、今シーズン初めて1万人を超える観客が詰めかけました。9月の残り4試合のうち3試合がホーム戦です。


(木山隆之監督)
「選手たちもその雰囲気の中で躍動しましたし、やはりたくさんファンの人がきてくれるのはありがたいというか後押しになる」


(堀田大暉選手)
「チーム全員でJ1昇格に向けて日々のトレーニングから100%出し切っていますので、それを試合で出し切るようにがんばりますので、サポーターのみなさんにホームスタジアムではたくさんの後押しをしていただきたい」

チーム・サポーターが一丸となって最高峰の舞台へ!次節は異例の再開試合を行った因縁の相手。中9日で山形と3度目の対戦です。


守護神の堀田選手は、今シーズン18試合出場して平均失点は0.83点。守備力やセービング力の高さが分かります。また運動量の豊富な柳選手、ヨルディバイス選手などのDF陣に、J2リーグ2位の得点数のチアゴアウベス選手。オーストラリア代表にも選ばれた、高さと技術を兼ね備えたミッチェルデュークなど、ファジアーノの戦いから目が離せません。