「令和の米騒動」とも言われる米の品薄が続いています。徐々に新米の収穫が始まり、農水省などは不足の解消に期待感を示しています。

しかし心配されるのは、その価格。岡山・香川エリアでも高騰が予想され、物価高の中、家計にとってはさらなる打撃となりそうです。

(後藤克弥記者)
「あきたこまちの新米です。袋を開けるといい香りがただよってきます」
岡山市北区の精米・卸会社、安田精米に入荷されたのは、岡山県北で収穫されたばかりの新米です。

(安田精米 安田稔社長)
「(Q待望の新米?)そうそう手で触ったらしっとりしとろう。いま精米したらいちばんおいしいんよ」
7月から全国的に続く米の品薄です。岡山県内でも購入制限を設ける店が。

日本米穀商連合会によると、その原因とされるのは昨年の猛暑による「高温障害」や、「コロナ明け」で和食の需要がアップしていることなどです。これに伴い価格も上昇。
そんな中、品薄解消の切り札にと期待を背負っているのが「新米」です。岡山県南でも早生の品種は収穫の時期を迎えています。

(生産者 定廣進さん)
「嬉しいですよ。見栄えがいい景色が」
多くの人が待ちわびた新米ですが、その価格は…

(安田精米 安田稔社長)
「(昨年)5キロで1500円から2000円ぐらいが、3500円から4000円ぐらい。スーパーで2倍ぐらいになる」

JAグループがこの秋、米を集荷する際に農家に支払う概算金は、北海道や秋田県などの主要な産地で、昨年よりおよそ2割から4割引き上げられることが分かっています。
(坂本哲志 農林水産大臣)
「平年よりも多少の割高感はあると思っています」
物価高の中、家計をさらに苦しめる主食の値段高騰。米の卸会社は…
(安田精米 安田稔社長)
「(Q良いこと・悪いこと?)良いことだと思いますよ」
「(Q農家等から御社で仕入れる値段も上がる?)上がったっていいわけですよ。農家も共存共栄にならなければ」

猛暑など厳しさを増す環境の中、重労働の米づくりを続ける生産者。農機具や設備の更新に多額の費用がかかる事実にも目を向けてほしいと話します。
(生産者 定廣進さん)
「今回何十年ぶりに米不足になって、やっぱり米の有難さをもう少し国が分かってくれんと」
(安田精米 安田稔社長)
「国だけじゃない、消費者も」
(生産者 定廣進さん)
「いつまでもあるんだ(と思わないで)ということですよ」
(安田精米 安田稔社長)
「(将来)日本の米が食いたいと言われてもない」

以前のままでは担い手は減るばかりという生産者。一方で消費者の生活に深刻な影を落とす品薄・価格高騰。一連の騒動は、コメ政策が転換を迫られていることを示しています。










