JR四国がサーモンの陸上養殖事業に新たに乗り出します。一次産業への参入は初めてで、鉄道事業以外での収益の拡大を目指します。JR四国の四之宮社長がきょうの会見で発表しました。
(JR四国 四之宮社長)
「サーモン事業の今回トライアルということで、ご縁があってこういう形で一次産業の分野にも当社が参入できるチャンスができた」
サーモンの陸上養殖は、地下水を利用した「かけ流し式」の養殖システムを開発する熊本県の会社の協力を得て行うものです。

まずは試験的に水槽6基を購入してこの会社の敷地内に設置。
年間6~8トンの出荷を目指します。天然の地下水で育てるため臭みのないサーモンができるということで、投資額や維持費を抑えられるシステムであることも決め手になったといいます。
JR四国がおととし一般から募集した新規事業のアイデアをもとに水産業への参入を模索してきたもので、早速、来月下旬に魚を放流し、年内の初出荷を目指します。今年度中に、四国内での養殖にこぎつけたい考えです。










