夏の甲子園を目指す球児の戦いが始まるのを前に、イブニングニュースではシリーズで注目校を紹介しています。今回は、昨年夏の甲子園に出場し、ベスト8まで勝ち進んだおかやま山陽高校です。

急こう配の坂道を駆け上がる球児たち。岡山県浅口市の「おかやま山陽高校野球部」です。90人を超える選手たちが、岡山大会の頂点を目指し厳しい練習に励んでいます。

おかやま山陽は、昨年夏の岡山大会を制し甲子園に出場。「日大」と名の付く高校を立て続けに破りベスト8に進出する快進撃を果たします。SNSでは「日大クエスト」などと大きな話題を集めました。

2年連続の甲子園出場を目指す「おかやま山陽」ですが、始動した新チームは決して「順風満帆」ではありませんでした。

(おかやま山陽 横山宗樹主将(3年))
「昨年とはメンバーも違って、自分的にはチームがまとまり切れていなかった。同じ方向を向こうとしているんですけど、ひとつになり切れてない部分があったと思いますね」

甲子園を経験したメンバーも残る中、昨年の秋、今年の春の県大会ではともに1点差で敗戦。試合に勝ちきれない苦しい状況が続いていました。

課題を解決するために横山キャプテンは、選手同士の話し合いを増やし、互いの「考え方」をすり合わたといいます。

(おかやま山陽 横山宗樹主将(3年))
「指導者にミーティングしてもらうんですけど、その後、選手で『きょうの試合はどうだった』『今度はこうしていこう』というのを毎試合、試合後のミーティングでしていたので、そのあたりが次の試合で変わって。一試合一試合成長できたかなと思っています」

選手たちの意識が変化し、チームは徐々にまとまっていきました。

打線を引っ張るのは、ショートの田内選手です。しなやかな筋肉から生み出されるパワーは一級品、チャンスを得意とする勝負強さが持ち味です。そのカギは、ボクシングの要素を盛り込んだオリジナル練習にあるといいます。

(記者)
「上手だね」

(おかやま山陽 田内真翔選手(3年))
「むずいっす」
「いま2年くらいやって、だんだん伸びてきてボールも見やすいって感じです。今年は自分が引っ張って、昨年は(3年生に)助けてもらったので、今年は自分が引っ張って甲子園に行きます」

「グッドボール!!」

エースは、3年生の三宅一誠投手。持ち味は140キロを超える直球と、多彩な変化球を投げ分ける高い制球力。球威を増すために体重を増やした、と言う三宅投手、エースとしてチームを勝利に導くと意気込みます。

(おかやま山陽 三宅一誠投手(3年))
「リズム作ってテンポよく投げて、打撃陣に『頼むよ』って。『チームが勝つ』、それだけを考えて夏やり返したいなと思います」

甲子園を経験したメンバーも多く控える、昨年夏の王者。7年ぶりのノーシードから挑むおかやま山陽の初戦は、7月15日にエイコンスタジアムで、明誠学院と戦います。

(おかやま山陽 堤尚彦監督)
「確実にいま強くなっているんじゃないかと思います。シードあってもなくても関係ないので。力あるチームはたくさんある。やることは目の前の試合を一戦一戦勝つということを積み重ねるしかない」

(おかやま山陽 横山宗樹主将(3年))
「チーム全体、みんなひとりも欠けることなくひとつの目標に向かって走っていきたいですね」

(記者)
「目標は?」

((おかやま山陽 横山宗樹主将)
「日本一とります」