オオキンケイギクを家に持ち帰ると…「最高で3年以下の懲役、または300万円以下の罰金」
そもそもオオキンケイギクは、きれいな見た目から1880年代に鑑賞用として日本に導入。その後、法面の緑化などに使用されてきました。しかしその強靭な生命力から野生化。生態系に影響を及ぼしかねないとして、2006年、特定外来生物に指定されたのです。栽培や持ち運びは法律で原則禁止されていますが、それを知っている人は多くはないというのが実情です。
(花を持ち帰ろうとしていた人)
「綺麗なのでちょっと家に飾るにはいいかな思って。」
(記者)
「これ持ち運んだら罪に…」
(花を持ち帰ろうとしていた人)
「なるん!?」
「全く知らなかったです」

違反した場合、最高で3年以下の懲役、または300万円以下の罰金が科せられるため注意が必要です。
そんななか、岡山河川事務所は毎年オオキンケイギクを刈るなどの対応に追われています。しかし、その繁殖力の高さから手がつけられず、地域の協力も必要不可欠だと話します。
(岡山河川事務所 末永敦統括保全対策官)
「オオキンケイギクを広く住民に認知してもらって、生態系が健全に戻るように官民一体でやっていく必要がある」
オオキンケイギクの繁殖をこれ以上広げないために、正しい知識と適切な処理が求められます。