「九州の山は安全」と訪れる人も
つい最近も東京から来た登山客が「九州にはクマがいないからね」と九州の山を選んだ理由を話していたといいます。本人以上に家族が心配して九州を薦めることが多いそうです。
さらに、台湾など海外からの登山客は、日本で連日報じられるクマのニュースに、より強く反応していて、九州を選んで来日しているようだと話します。
阿南さんやスタッフは、本州では客を日本百名山のようなポピュラーな山に案内することが多く、そういった山にはヒトが多く、クマが近寄りにくいだろうと考えています。それでも九州外の山へ客を案内する場合には、いわゆる熊スプレーを2本携帯しているそうです。
阿南さんは話します。
「クマは自然界の頂点にいる。そのクマが頻繁に人里へ降りてくる昨今のニュースに接する時、クマが種として生き延びようとする進化の過程を見ている気もする。人的被害が出ているのでうかつに共存・共生ということは言えないが、クマが生活しやすい自然を整えることは、ひいてはヒトも生活しやすい環境になると言えるのではないか」












