熊本県は、9つの市町村に点在する震災遺構を保存し『記憶の廻廊』と名づけ、熊本地震の記憶や教訓を語り継いでいこうとしています。

ただ、中には10年の間にその姿を変えつつあるものがあります。

南阿蘇村にある『熊本地震震災ミュージアムKIOKU』です。

ここには、被災した東海大学の阿蘇キャンパスや、地震であらわれた地表の亀裂などが保存されていて、熊本地震の記憶と教訓を伝承する中核施設として位置付けられています。

熊本地震の発生から10年の節目となるこの日も、多くの人が訪れました。

宮崎県から訪れた親子「土で埋まって車があんなふうになった。現物を見たのは初めてなので息子はびっくりしていると思う。現地の人の大変さが分かった気がします」

ガイドを務める地元の住民は。

震災ミュージアムガイド 藤尾陽子さん「実際に壊れたものを見ると『こうなるんだ』と分かると思います。こうした展示の大切さを感じます」

同じ南阿蘇村にある震災遺構、旧・阿蘇大橋です。

4月16日の本震で崩落し、辛うじて残った橋桁がそのまま保存されました。

ただ、その姿は10年経って、変わりつつあります。