今の姿を30年前の自分が想像できていましたか?

熊本市の小学校でタイムカプセルが開封され、懐かしい記憶に思いをはせました。
土曜日の朝。熊本市立健軍小学校のグラウンドに賑やかな声が響いていました。

健軍小学校 村上博之校長「タイムカプセルが30年ぶりに掘り上げられます」

30年前、創立120周年を記念して校庭に埋められたタイムカプセル。
当時の在校生約1000人分の思い出が掘り起こされます。

開封式には当時の校長先生も駆け付けました。
当時の校長 小嶺恭孝さん(89)「あと1年で90歳になります」
当時の在校生は36歳から42歳になっています。
当時1年生の担任「とっても可愛らしいみなさんの顔が良く浮かびますが、もう全然わかりません」
当時1年生の担任「『先生、30年後死んだらどがんすっと』と言われたのを今でも覚えています。元気で生きて参りました」
作業開始から約20分。熱い視線が送られる中、いよいよ、その時が…

次々と思い出が溢れ出します。

「キャー!飼ってた犬!」
「当時の席順」
「Jリーグのテレフォンカード。時代を感じます」


手紙では、30年前の担任の先生が語りかけてきました。
卒業生「先生に読んでもらおう」
当時の先生「やあ、久しぶり、というべきなのでしょうか。39歳のみんな初めまして。39歳?」
卒業生「39歳です」

当時の先生「とっても元気がよく、みんなの仲も良く、頑張り屋で優しくて、そしてなぜか毎日怒られていたクラスでした。テープは30年後の今、開ける状態にあるのでしょうか」
卒業生「テープも入ってたんですか?」
当時の先生「テープここにある」
卒業生「カセットテープだ!」
当時の先生「合奏した曲が入っています。それでは30年後を楽しみにしながら、まだまだ子どもの君たちの顔を浮かべながらみんなへの手紙を終わることにしましょう。1995年、平成7年11月30日職員室にて。大好きなみんなへ。だそうです」
卒業生「すごーい!」

タイムカプセルに眠っていた30年前の記憶。いつになっても色あせません。









