熊本市立の中学校の部活動は、2027年度以降、退職した教員や大学生など外部指導者が中心となる予定です。指導者の質や万が一の場合への対応など、最終的な責任はどこにあるのでしょうか。
部活動存続に向け「人材バンク」新設
熊本市立中学校の部活動を巡っては、指導する教員の負担の重さや少子化による存続の難しさなどが課題となっています。
こうした中、部活動によっては複数の学校で組み合わせることや、人材バンクの新設により、外部人材を含めて約1600人の指導者を確保する方針を示しています。
「質の担保」「万が一の責任」は?
この方針について、12月4日の市議会で外部指導者の質の担保や責任の所在について質問が上がりました。

市民連合 山内勝志議員「人材バンクに登録された指導者の下で起こった事故について、最終責任はどこにあるのか」
これに対し市側は「最終的な責任の所在は熊本市にある」と答弁しました。
熊本市教委 遠藤洋路教育長「市が委託した人材バンクで雇用された指導者であっても、発生した事故などについては従来通り市が責任を負うことになる」

部活動の形が大きく変わろうとする中、安心できる環境の整備や持続可能な将来像が求められます。









