◆「映画活動家」松崎まことさんに聞く

神戸:『ゴジラ-1.0』を観ようと思ったのは、放送作家で映画活動家の松崎まことさんがSNSに「試写を観てすばらしかった」と書いていたからです。松崎さんは、放送作家として長年情報番組を軸に、東京でラジオやテレビの番組の構成を担当、その他にも映画に関係した様々な仕事をしています。松崎さんとオンラインでつながっています。
<松崎まこと> 1964年生まれ。早大一文卒。映画活動家。長年放送作家として、情報番組を軸にラジオ・テレビ番組の構成を担当。近年は映画・映像関係を主戦場に、新人監督の登龍門「田辺・弁慶映画祭」MC&コーディネーターや「日本国際観光映像祭」審査員を務める。来年2月にスタートする、「熊谷駅前短編映画祭」では、審査委員長に就任。洋画専門チャンネル「ザ・シネマ」HPには、コラムを連載中。YouTubeでは、「水道橋博士の異常な対談」の構成、「小西克哉のニュースさかさメガネ」のプロデューサーを務める。
X:@nenbutsunomatsu
神戸:『ゴジラ-1.0』がアメリカでヒットしている、と聞きましたが。
松崎:現実的な面では、ハリウッドで俳優と脚本家の大規模なストライキがあり、その影響でめぼしい作品が少なくなっている、という事実はあります。宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』が1位になって話題になっていますけども、3位が『ゴジラ-1.0』。「え、日本のチャート?」みたいな状態が起きちゃっているんですよね。
神戸:なるほど。実写版としての歴代興行収入1位とであって、アニメはさらに上にいっている。
松崎:『ポケモン』とかありますからね。実写版の記録を持っているのが『子猫物語』というのはちょっとびっくりしましたけど。やはり世情があったみたいで、ウクライナ戦争が終わりそうもなかったり、イスラエル=ハマス戦争……戦争の空気はアメリカにはやっぱりあるわけです。ゴジラって、怪獣が日本を襲ってくるという体はあっても、基本的には反戦映画なので、その辺の空気もあったんじゃないか。また、「すごく丁寧に英語字幕を作ったのが勝因だ」という話もあるんです。戦後の日本の情勢は、アメリカ人にはわからないじゃないですか。かなりわかりやすいように字幕を作っています。ハリウッド版の『ゴジラ』シリーズで結構地ならしができていて、日本のゴジラだから抵抗感がないのもあったみたいですね。







