「110番映像通報システム」の運用が、4月から本格的に始まりました。より迅速な初動対応が期待されています。


◆通報者のスマホにURLが届く


7日に福岡県警で行われた「110番映像通報システム」のデモンストレーションです。

*デモの様子
「インターホンの写真を撮ってます」
「あなたが撮影した映像や写真を、警察に送ることができますが、ご協力お願いできますか」
「送信しました」


通報を受けた警察官が必要と判断した場合、通報者のスマートフォンにショートメッセージでURLが届きます。そのURLにアクセスすると、映像をリアルタイムで送ったり、保存した動画や写真を送信したりすることができ、初動捜査や事故対応に役立つと期待されています。

◆遭難者を通報から1時間で発見


半年前から全国の警察で試験運用されていて、福岡県警でも去年11月、登山中に遭難した男性を通報から1時間で発見することができました。
警察の担当者は「初動対応がスムーズになり、県民の安心安全確保につなげたい」と話しています。