福岡県内のほとんどの県立高校で、新学期が始まりました。4月から自転車のヘルメット着用が努力義務化されましたが、生徒たちはどうしているのでしょうか。


◆“ほとんどかぶっていない”


RKB永牟田龍太「きょうから県立高校の新学期が始まりました。今月からヘルメットの着用が努力義務化されていますが、通学してくる生徒はほとんどヘルメットをかぶっていないようです」

福岡市の城南高校です。雨が降る中、カッパを着た生徒たちが自転車で登校しました。ただ、ほとんどの生徒がヘルメットをかぶっていませんでした。


◆「髪が崩れる」「恥ずかしい」


かぶってない生徒「かぶりたくない、見た目が好きじゃない」「1人だけつけるのは恥ずかしい。髪が崩れたりするからあんまりかぶりたくない」「かさばるから持って行くのが面倒くさい。今のところかぶる予定はない」

一方、ヘルメットをかぶっていた生徒からは、こんな声も聞かれました。

かぶっている生徒「自転車用よりもこっち(工事現場用)が安全だと思ってるんで。競技で乗っているときにこけてヘルメット割れたから、それがなかったらもしかしたらここにいないかもしれない」「義務になってお父さんからかぶって登校しなさいと言われた。あんまりみんなヘルメットかぶってなくて困惑している」

城南高校は6日が始業式で、今後、生徒にヘルメットの着用を呼びかけるということです。