「この時代の最高峰です」600年以上前につくられた金工鋳造品

細見美術館 細見良行 館長
「鎌倉時代の、この時代の金工鋳造品では最高峰ですね」

細見美術館のシンボル的存在ともいえる重要文化財「金銅春日神鹿御正体(こんどうかすがしんろくみしょうたい)」。

奈良・春日大社の神の使いとされた鹿が雲の上に凜と立つ姿は、今から600年以上も前に作られたとは思えないほどオーラを感じさせます。

細見美術館 細見良行 館長
「鹿の柔らかい産毛の上に皮のベルトが通っていて金銅の鈴があるでしょ、すっごいニュアンス出ているよね。今やったらベルトはベルト、鈴は鈴で別につくって貼り付けると思うけれど、この下(顔と胴体)は一鋳なんです。一鋳というのはクレイを作って入り口から銅を流し込んでパカーンと割ったらこれが出てくる」

記者「優しさというか柔らかさも感じます」
細見美術館 細見良行 館長
「柔らかさとその中に鋭さもあるしみたいなね。金工の一番面白い一番僕もピークやと思いますね」