16年前に福岡市博多区で起きた強盗傷害事件の裁判員裁判。

福岡地裁は5日、被告の男に対し、懲役6年の判決を言い渡しました。

事件が起きたマンション 2010年2月

判決によりますと、徳島市の清掃作業員中屋元太郎被告(59)は、2010年、福岡市博多区にあるマンションのエレベーター内で、当時61歳の女性の顔を殴るなどして軽傷を負わせ、現金およそ17万円が入ったバッグを奪いました。

中屋被告をめぐっては2022年に1度不起訴となっていましたが、検察審査会が不起訴不当と議決し、検察が再捜査したうえで去年、起訴しました。

これまでの裁判で、検察側は「現場に残されたニット帽の微細な物質と被告人のDNA型が一致する」と主張したのに対し、弁護側は「再鑑定の結果は被告人と一致しない」と反論し無罪を主張していました。

5日の判決で森喜史裁判長は事件発生時のDNA型鑑定について、「2名の鑑定人が独立して行いその結果が一致したことを踏まえると信用できる」として中屋被告を犯人と認定。

そのうえで「厳しい非難を免れない」として、懲役6年の判決を言い渡しました。