秋の味覚の一つで、大人も子供も大好きなホクホクの焼き芋。最近はサツマイモの種類も増え、多くの店が焼きたての状態で販売しています。全国各地で焼き芋の専門店が増える中で、コンビニやディスカウントストアも参入し、焼き芋商戦は熱を帯びています。

◆コンビニの一等地に配置

RKB本田奈也花「ファミリーマートでは、揚げ物や肉まんといったホットスナックに、焼き芋が仲間入りしました」



大手コンビニエンスストアのファミリーマートは、2年前から秋冬の限定メニューとして一部の店舗で焼き芋の販売を始めました。唐揚げや肉まんなどコンビニの定番メニューが並ぶレジ横の一等地に配置するなど、「焼き芋」に大きな期待を寄せています。

ファミリーマート商品本部FF・スイーツ部 高見沢祐介さん「カウンターフーズの売れる特徴に合致している。家でちょっと作るにはめんどくさい、専門店と同じような品質でコストパフォーマンスの良いものが売れる」

「においが良いので買ってみても、仕事終わりに疲れたときとか買いたい」

◆「コンビニで焼き芋」文化を

価格は1本で税込み268円。ねっとり食感とスイーツのような強い甘みが人気の「紅はるか」や、「シルクスイート」、「紅まさり」といった品種を専用のオーブンで石焼きにしていて、パンやサンドイッチの代わりに買う人も増えているそうです。


ファミリーマート商品本部FF・スイーツ部 高見沢祐介さん「今はブームで売れている。ブームから文化に変えたい。焼き芋がコンビニエンスで食べられるものという文化を作りたい」

◆ディスカウントストアも参入

RKB本田奈也花「甘い香りがひろがっています。こちらのドン・キホーテでは、レジのすぐ近くに焼き芋の販売エリアを設けています。食欲をそそられますね」



ディスカウントストアのドン・キホーテは、系列店を含め現在、国内の450を超える店舗で焼き芋を販売しています。価格は普通サイズで1本171円。1000万本以上を売り上げる人気商品で、去年の売上は20億円を超えたそうです。

「この香りと小腹がすいたときに食べたい。買い物して焼き芋を買って帰ります」