JR九州は、開業から1か月を迎えた西九州新幹線について、新型コロナ前の特急列車を上回る乗客数になったと発表しました。古宮社長は「開業効果はあった」と話しています。


◆新型コロナ前の特急を上回る
JR九州の古宮社長は24日の定例会見で、先月23日に開業した西九州新幹線について、武雄温泉から長崎までの区間で約19万8000人が利用したと発表しました。

乗客数を特急列車時代と比較すると、前年比で229%、新型コロナ前の2018年と比べても102%だったということです。博多と鹿児島方面を結ぶ九州新幹線の乗客数が2018年と比べて75%だったことから、JR九州は「新規開業の効果があった」としています。


◆平均乗車率は33%
一方、期間中の平均乗車率は33%でした。合格点とされる6割には達していないものの、特急列車時代を上回っており、この数字だけでは「評価しづらい」としています。