福岡を中心に九州で製造された人工衛星を載せたロケットが、12日に打ち上げられましたが、上昇中にトラブルが発生し打ち上げは失敗しました。


◆九大発の「QPS研究所」が開発
鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から、12日午前にイプシロンロケット6号機が打ち上げられました。
このロケットには、九州大学発の宇宙ベンチャー企業「QPS研究所」が開発した小型レーダー衛星「アマテル」が搭載されていて、福岡市でも関係者が打ち上げの様子を見守りました。しかし、上昇中にトラブルが発生。

「衛星の状況が確認取れなくなった」


◆「歩みを止めることなく進めていく」
JAXA=宇宙航空研究開発機構によりますと、「正常に飛行できない」として、地上から指令破壊信号を出したということです。QPS研究所は「状況を見守る」とした上で、人工衛星を36機体制にする計画について「歩みを止めることなく進めていく」と話しています。