今年は戦後80年です。
戦争を二度と起こさないため、教訓や思いを未来につなぐ企画を1年を通じて放送し ていきます。
戦時中、旧満州、現在の中国東北部で暮らし現在も医師として働く男性が福岡市にいます。
敗戦の混乱の中を生き抜いた男性に当時の体験と今の思いを聞きました。
50年にわたり地域を支えてきた91歳の町医者

福岡市博多区吉塚にある山本外科医院。
1970年の開院から50年以上にわたり地域の医療を支えてきた診療所です。
院長を務めるのが91歳の山本一清さんです。

山本一清さん
「湿布で様子見ましょうか、痛み止め飲むほどでもないでしょうね。別に骨は異常はないです。いいですか?」

患者
「今も現役ですごいですよね。でも結構しっかりなんでもはっきりおっしゃるので」
診療所がある吉塚地区には、日本語学校や工場があることから、最近は外国人の患者も増えてきたといいます。

中国人患者
「先生中国語、上手ですね・・・」

山本先生
「あまりちょっときょうは、そうでもなかったですけど、大体、コミュニケーションは十分とれています」